「討論のある授業」の実際


「問いの文」を作る授業(後)

 
◇子供達の感想です。

 今日は、“問いの文”を作る、という勉強をしました。
 “問いの文”を作るには、まず、答えの文をさがして、そこをよく読んでから作ると思います。“問いの文”を作るのは、初めてやりました。
 もっと勉強して、うまく作れるようになりたいな。          (N)

 朝のニュースで、今日、台わんで大きな地しんがあったそうだ。はんしん大しんさいの10倍らしい。
 もしかしたら、この台わんの大じしんは、地球のしっぺ返しだったのかもしれない。地球はだんだん悪くなってきている。(T)

 私は、“問いの文”を作ったのは初めてだ。今までの説明文では、全部、“問いの文”が書いてあった。
 私は、きのうの勉強で、こう思っていた。あれ、なんでだ、問いの文がないぞ、と。 今日の文では、Mさんのがいいと思った。ノートには、Tさんのに反対意見が書けたのでうれしかった。    (Y)
 
◇放課後、4・5・6年の先生とM先生、校長先生、教頭先生で私の授業についての話し合いをしました。これが、勉強になるんです。
 普段は、誰にも見られることなく授業しています。何気なく時間が過ぎていきます。他人の目が入ると、少し緊張します。子どもたちもちょっとは緊張します。
 それがいいんですね。そんな緊張の中でも、普段通りの授業ができること、子どもたちを伸ばす授業ができること、そんな教師をめざしています。
 様々な観点からたくさんの意見を言っていただいた放課後の検討会でした。、とってもありがたい時間でした。
 また、授業を見ていただいた先生方からもコメントをいただきました。
 それらの一部を紹介します。

 自分の意見ばかりが頭の中にあるのではなく、話し合いが全体のものになっていて、すごい。5年生、力が付いている。

 先生が入らなくとも、子供どうしでだいぶ進むようになっている。短時間で選べる。良い、悪いの意見をしっかりと持って意見を言える。5年生は、成長しているね。

 K君はグローバルにとらえていたのですね。問いにはならないけど、考えているなあと思いました。
 
◇もっともっと子どもたちを鍛えたい、その前に、もっともっと教師としての実力を付けたい、そんな思いが残った1時間の授業でした。
 みんなみんなに、「ありがとう!」です!
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